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労働調整法について

労働調整法とは、正確には労働関係調整法と呼ばれる労働三法の内のひとつです。昭和21年に設立されたこの労働関係調整法は、労働者と雇用者の労働関係を限りなく公正に調整し、労働に関する争議を未然に防ぐことを主な目的として定められました。具体的には労働者側がストライキなどの大きい規模の争議行為を行った場合に社会生活に大きな影響を与えるとして労働委員会が裁定を行うことが許されている法律です。
この場合の大きな労働争議とはどのような状態なのか説明すると、労働者と雇用者の間で労働に関する条件の主張で双方の意見が一致しないために争議行為が発生している状態またはその恐れがある状態の事を指し、労働争議とは労働者側が労働に対して作業所の閉鎖や怠業などを行い主張する意見が認められるまでその行為を続けるといったことで、業務に対して正常な運営を邪魔することを目的としている行為です。簡単な例を挙げると労働者が給料のベースアップなどの提案を行い雇用者と話し合った結果意見が食い違いどちらかが主張を通そうとした結果実力行使により業務が出来ない状態が長引いてしまい双方に対して支障が出た場合に労働委員会が仲裁にたって労働争議の調整を行うといった法律です。

ストライキについて

労働争議の行為として代表的なものにストライキがあります。このストライキはなにも法律に違反している行為ではなく日本国憲法により労働基本権のひとつとして保障されていますが、公務員や国家公務員にはこの争議権は認めておらずこの争議権を獲得するストライキも行われていますが、この場合は違法行為とされています。
このストライキによる一般の労働者の争議行為が正当であるため、ストライキによって発生した企業の損失は基本的に損害賠償として労働者側に請求されることは無く、全て免責となることがほとんどです。しかし正規の労働時間中に労働せずストライキ行為を行っていた分の賃金は支払われません。その為、一部の労働組合ではストライキに備えて闘争資金として組合員から積立金として少しずつ資金を徴収しているところも存在します。
このようにストライキは認められている行為ですが、実際には平和的な観点から見ても行われないことが一番でしょう。

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