「労働問題について」の三大雇用慣行についてのページです。

  • HOME
  • 三大雇用慣行について

三大雇用慣行とは

日本の企業には外国にはない独特の風習があります。その中でも日本企業の体質の特徴を表しているものが三大雇用慣行といいます。名前の通り3つの制度を総じてこう呼ばれていますが、そのひとつひとつを説明していくと、まず一つ目が終身雇用制になります。この終身雇用制は日本では常識となっている労働者が定年と呼ばれる60歳まで雇用し続けることを企業と約束している制度であり、個人の都合で退職したり、不祥事を起こして懲戒免職などで責任を問われ止めさせられない限りは個人の意思を尊重して働くことが出来るかぎり働かせることが約束されています。
2つめの年功序列型賃金ですが、これは長年同じ企業に勤めることで徐々に賃金や地位が上がってくる制度で、一般的な企業ではほとんどがこの年功序列型となっています。その為日本ではいくら能力があってもある程度の経験が必要とされており、また給料も能力によってではなく経験年数によって定められているところがほとんどです。
最後の企業別労働組合ですが、これは労働者側が団結して組織を作り雇用者側へ意見を主張しようという働きです。
以上が日本の三大雇用慣行と呼ばれるものですが、この3つは法律で定められているわけではなく必ずしも実行しないといけないと言うわけではありません。最近ではこのルールに背き能力がある人には正当に評価しようとする流れが出来てきています。

三大雇用慣行の問題点

三大雇用慣行は日本の企業の特徴とされていますがいいことばかりではありません。先ほど説明した年功序列のため能力がある人が活躍しづらいと言ったものももちろんですが、終身雇用により個人の成績による給料の増減はほとんど無いため仕事をあまりしないのに会社に在籍し続ける人たちも多く存在するようになっています。
景気が良かった時代ではあまり問題視されていませんでしたが不景気の今、この問題が重要視されており企業によっては能力や実績での給料決定を行う年俸制で行うところも増えていきました。現在では全ての企業が安心して定年まで勤めることが出来て安定した給料をもらえるといった現状ではなくなってきていますので、これから就職をはじめる人たちは頑張って能力を認められるように努力しましょう。

Copyright(C) 労働問題について All Rights Reserved.